Saturday, March 28, 2009

Spring,Sleeping.


未だ眠そうな桜

これからもっと咲く筈。


窓の外を、びゅうびゅうごぅごぅ風が渡るので

 もうすぐ春が来るんだなと知る。

 外に出るとマスクをした人がたくさん歩いているので

 たくさん花粉が来ているんだなと知る。

 

 近所の珈琲ショップで、いつもと違う珈琲をひいてもらって。

 新しい茶器で珈琲を飲んでいると

 びゅうびゅうごぅごぅにもリズムがあって

 時々小さく(遠ざかったり)、低く太く(大きくなって近づいてきた)鳴るので楽器(の音)と

 おんなじだと安心したり。


 新しい楽譜を開いて、そののち眠る。


 

 

Friday, March 20, 2009

Bridge.


    周りは全部、小さな事だらけ。
    悩んでいる事も。感じている事も。大事に思っている事も。実に小さい事で。
    かかえている事すら「どうでもいい」と思う瞬間がある。
      

    
 
    意識をある一点に集中させている時は楽しく。他の事は考えない。
     
    煩わしい事も思い出さない、余計な雑音も聞こえない。
    
   
    意識が振り切れる瞬間がくるのを待っている。
  
    弾けなかったフレーズが弾けた瞬間の嬉しい感覚と、振り切れた時の開放感と。
    結構、近い。
     

Ever Green



二時間ぐらいかけて武蔵野の山に入った。
 桜と椿が散る。桜は花弁が風で散り、椿は花ごと「ぼとり」と落下して散るという具合だけど。
 対照的でおもしろかった。
  
 明るい光が照る中を歩いていたら雑木林の向こうに竹林が見えた。
 
 青い竹。独特の香りがした。
 上からはしっかり太陽が降り注いでいるのに、地面に近い辺りは、蒼々とした空気。
 
 
 青黒いカラスが竹の間をすり抜けていった。
 
 
 

Thursday, March 19, 2009

Noir :黒




 資生堂。セルジュ・ルタンスの香水、「ノワール」が発売された時に出た

 リュクス雑誌にルタンスのコメント。

 『私にとって黒は単なる色ではなく、内面の感情を表すもの。私のモノの見方自体がノワールなのです』

 

 『黒は最もナチュラルな色だとおもいます。(中略)黒がもつ本質、絶対性に惹かれます。
……俗世界やあいまいさに“ノン”と言うきっぱりした姿勢がノワールなのです。』

 

 オイデルミンの赤いボトルと対照的な世界観。今日は、昔の資料映像を一日鑑賞。白と黒と絶妙なコンビネーションの赤。黒を引き立てるためのモデルの白い肌。赤と対照になる漆黒。

 それらを眺めていると、あぁ曖昧にしてテキトーにしているのは大層らくちんだけど、「美的」な観点からは、とても遠いよねと教えられる。

  

 
 

 

Friday, March 13, 2009

Blue


青の矢車草とブルーのヒヤシンスの組み合わせでお花をもらう。


    
       きっぱり綺麗な青。
        


       部屋の中がピンクと白のお花だらけだったので、気分が変わる。
   
        

Wednesday, March 04, 2009

Snow-White


 

  

色々な「品種」、色々な「色」たくさん撮っているつもりでも結局は一枚しか撮っていない(気がする)。

ダリアでも薔薇でも。他のお花でも。ナンでもそうなんだけど。

  写真の偶然の楽しさというか。

その時しか見られない光を作ると「もの」のニュアンス(表情)が変わってきて気持ちも変化していく。

  偶然の連続×変化の連続。それがおもしろい。

  

  それは、ともかく。

  夜中に雪。寒い寒い(さむさむ)と言いながらも雪見シャンパン。

闇夜に白い雪じゃなかったけど。

  

  朝になったら空がキーンと白くて寒そうだった。

    

Monday, March 02, 2009

木蓮



 珈琲を飲んで、もう終わりかけの木蓮を見に行った。
 
 先週咲きかけたかと思っていたら、あっという間。
 
 

March.


  二週間かけて  
       形が崩れて、花弁もピンクのくしゅくしゅになって。  

  

       なーーーーーーーーーーんにも、無く、なる。
  EMPTY.その。最後、の、手前、の。      
  チューリップ。  

  部屋の中においていた時から、もう半分透明だった。  
  いい天気だったので(ガラスの上に置いて)自然光で見たら透明感が増した気がする。