Orange.

山の中で金魚。

　
　　　「金魚伝来四百周年」関係のイベント（？？）で山方面の自然水族館で金魚の特別展示があった。

　　　車を出してもらって出かけたら。
　　　
　　　立派なオランダ獅子頭がいた。

　　　顔よりも、こぶこぶよりも。尾びれ専門なので切ないくらい水槽の向こうのユラユラを追いかけて一日が終わった。

no more.

　進めようとしていた計画は無くなったけど。
　　
　　2002年からの尾びれ写真を俯瞰的に見れるサムネールを一気に作った。
　　結構、自分がどんなのを撮影したのかなんて忘れていたりして。

　　たくさんの金魚の尾びれ写真を整理した。それはいい事だったかな。
　　
　　あぁ、2004年はほんとに大分（？）頑張りましたと言って上げたくなった。
　　そして。
　　なんでそんなに頑張ったのかは自分だけが分かっている。

　　
　　もっと整理して。
　　もっとシンプルに。
　　もっとキレイに。
　　
　　小さい宇宙から出る事は無く。
　　ひたすら優美に泳いで一生を全うする生き物（の、尾びれ）を見ていたい。

ribbon 2

Orange×Black KINGYO

　　ピンポンパール。

　　ころころして可愛い。
　　尾びれは意外にはっていて。
　　嬉しくてしつこく追いかけた。

Black KINGYO2

Yellow KINGYO 2

　　不思議なくらい、顔に興味が無い。
　　魚の顔＝グロテスクで怖いもの。

　　全体ではなく。キレイな部分だけ見ていたい。
　　クローズアップをして。
　　もっとキレイな部分だけにこだわりたい。
　　とは言うものの。
　　まぁ。なかなか出来ていない。
　　
　　
　　自分にとっての究極はまだまだ全然出来ていない。
　　次はどうしようかなぁと辛く、楽しいんだけど。
　　次はどうしようかなぁとウロウロしているうちに、ずうっとキレイな魚に出会えたりして。
　　そういう事もあって飽きない。
　　
　　

Yellow KINGYO

Blueの品種と同じ。
　
　ところ変われば、色が変わる。
　なーんて。
　水質で色の出方が変わる、らしい。

　奈良で。

Red hot

　真っ白なホーローの宇宙から絶対に飛び出せないって知っている。
　
　優美に生を全うする真紅の生き物。
　
　おいかけて。おいかけて。
　尾びれだけ見ていられれば幸せな。
　
　まぁ。最近はあんまり金魚のために出かけなくなったけど。
　白いホーローのたらいで食器を洗っていて。
　赤い食べ物を洗っていると、また出かけたいなぁと思う。

Prttern

2004年の展覧会の前に　熊本に行った。

　おらんだ獅子頭の町で、オレンジのこぶこぶが立派な事を覚えている。
　
　作品を熊本の金魚資料館に飾っていただいた。
　今は…？　　
　
　
　

Black KINGYO

　オレンジと同じ品種。
　
　撮っている内に汗でカメラが滑りそうになった。
　そのカメラもとっくの昔に無いけど。

　データだけはこうして残る。

Orange KINGYO

『蜜のあわれ』でも使用した作品。掲載は1色になってしまったので、アンコール。
　　
　たたき池をお掃除している最中に撮らせてもらう。エアのぶくぶくが不思議な効果に!?

Flur- KINGYO sou

　　

       下の方からピンクの濃い色が続く。ぐるっと廻ってピンクがだんだん薄くなって

　　天辺の方は白い。

　　濃いピンクでも、淡いピンクでも

　　部屋がとても明るくなって。それだけで嬉しい。

　　

Blue KINGYO

     バケツにうつしてもらって撮影していたら、ゆらゆらゆらゆら
　　尾びれが花咲いて。
　　　　
　　一瞬、ユリの花を撮っている錯覚に陥った。

　　この子も2004年頃の撮影。

SPRASH!

　　

    KZさんが連載していらした小説『百けん先生、月を踏む』の挿絵に使われた金魚。
　2004年。
　暑くて金魚も　　たたき池でぐったりしていた。
　朦朧としながら4時間ぐらい炎天下での撮影をしていたら。突然。こんな絵が撮れた。

　偶然は素晴らしい。　

ribbon

Red Gold

 
シャンパンを開けてチェロのお稽古をしたり。 
お正月という一つの区切りも普段と全く変わらない一日でしたが。

暖かくて穏やかで、元旦らしい日でした。

Best Wishes for The New Year!