目覚めたら、雪。
朝。寒いなぁと思いながら、お花を撮って。
お稽古をして。お昼頃に少しうたた寝をしていたら
電話で起こされる。
『雪ですよ!』
(あぁ。だから寒かったのか。もしかして凍死しかけていたのかしらん)
ぼたん雪が窓の外をごんごんごんごんごんごんごん。
視界が白くて寒くて。空気も白い。白い以外、なんにもない(雪だ! 雪だ! 雪だ!)。
白いのが、窓の外いっぱいに。
ごんごんごんごん。ごんごんごんごん。
午後、ただただ白いのを眺めている内に、またことんと眠っていた。
二月の最後の金曜日。
目覚めたら、雪。